ルシフェル教授の世直しブログ

カオス系YouTuberルシフェル教授の雑記

一部の日本人の給料が下がる流れ

私は今建設系の仕事をしていますが、とにかく回りで羽振りのいい話を聞きません。
こと友人においては業者の単価をもらうべき仕事を大学生のお小遣いのような金額でやらされているとのことです。

とにかく発注側が払うお金に関してケチになっているのです。
業者はそんなに上乗せをせずに適正価格を提示しても「高い。安くやれ」と言われます。

私は日本に業者の提示する適正価格を重んじるような文化があれば姉歯問題のような事態も起こらなかったのではないかと思います。
今の『ユーザーファースト』の文化では業者が利益を上げられず、技術を継承する若い世代が育ちません。

それに業者間で単価の叩き合いになってしまい、それに乗じて発注側も低い単価を提示してきます。
ネットで業者内の単価が公表されてしまっていることもあり、業者はとても苦しい状況に立たされています。

この流れになるとどうなるか。

提示した単価が高いと言われて値引きされる

安い単価で仕事を請け負うことになる

所属する組織としての利益が上がらない

結婚・子育て出来るレベルの収入を得られない
新規の採用が出来ず後継者を育てられない

業界・経済の停滞

こうしてマクロ視点で見ると業者の単価が叩かれることはデメリットだらけなのです。
私は一業界人として微力ながらこの問題に取り組んでいけたらと思います。