ルシフェル教授の世直しブログ

カオス系YouTuberルシフェル教授の雑記

学習支援ボランティアをした所感

去年1年間中3生(高校受験)の学習支援ボランティアとして行政事業に関わりました。

内容としては貧困の連鎖を断ち切るべく貧困家庭の生徒の学力を底上げをするという事業です。

そこで私にとって驚いたことがありました。

私が学生だった20年前と進学のシステムがほぼ変わらないことです。

テストの点数はもちろんですが、公立高校に進学する際に内申点が必要なところは変わっていませんでした。

授業態度という名目で積極的に授業で手を挙げた生徒には高い内申点を付与する。

そして三学期になり受験が終わると誰も授業で手を挙げなくなる。

私は哀しそうな先生の顔を覚えています。

20年間変わらないということはそれなりに有効なシステムなのかもしれませんが、私は好きになれませんでした。
(最近の事情にそこまで詳しくないので、詳しい方いらっしゃいましたらご教授いただけたら幸いです)

ボランティアとして中3生の学習支援をしていて思ったのですが、これだけ行政が事業として支援をしないといけないほど中学校のカリキュラムは難しいのかと思いました。

義務教育のはずなのについてこれない生徒を置き去りにしているのかもしれません。

生徒のタイプとしてはモチベーションや吸収力の違いで

0、独学で学べる
1、集団授業(教師1対生徒多)についてこれる
2、個別指導(教師1対生徒2)ならついていける
3、家庭教師(教師1対生徒1)ならついていける

に分類されると思います。

どうも学校というシステムでは2、3のフォローが間に合わないようなのです。

塾、個別指導、家庭教師を使える家庭はフォローできるかもしれませんが、これらを使えない家庭かつ生徒のタイプが2、3だった場合どうしても学校の勉強についてこれない生徒が発生するわけです。

個別指導に携わっている立場からすると、個別指導・家庭教師は生徒の得意不得意を分析して対策を立てる(少なくとも私はそのようにしています)ため、どう勉強していいかわからない生徒に有効です。

最近ではネットの発達により動画での学習が可能なため、0の生徒も増えるかもしれませんね。

話は脱線しましたが、行政事業や教育業者に委託するだけでなく、学校の方でも勉強についてこれない生徒をフォローするシステムが整えばどんなにいいことだろうかと思いました。